君は月を欲しがる

月がとても丸いので、この詩を書いた。

時は梯子のように
あの一輪の明月を摘み取り
君の襟元に縫いとめ
君の胸に寄り添わせる
君の心の底のささやきに耳を澄ませながら

いちばん愛しているのは月ではない
月の下にいる君の姿だ
君の姿が好きなだけではなく
君と一緒にいる時の——
僕の姿も愛している

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