数式が文字列のまま表示されるときは、MathJaxが読み込まれたか、そしてレンダラーが想定する構文が届いているかを分けて確認します。この記事は2019年のMathJax-LaTeX設定メモをもとに、2026年9月13日に構文を確認し直したものです。
Table of Contents
1. 現在の環境を確認する
すでに MathJax-LaTeX を使っている場合は、設定画面でMathJaxの読み込み方法を確認します。新しいサイトでは、まずステージング環境で互換性を確認してください。WordPressのプラグインディレクトリには現在、直近3つのWordPressメジャーリリースでは未検証と表示されています。1記事を直すために別の数式レンダラーを重ねて導入するのは避けましょう。
2. MathJaxを強制読み込みするか選ぶ
Force Load が無効で、MathJax本来の区切り記号だけを使う記事では、スクリプトの読み込みを明示します。記事内の任意の場所に次のショートコードを置きます。
[mathjax]
プラグインの nomathjax ショートコードは、その後の一節だけでなくページ全体でスクリプトを無効にします。数式を表示したい記事には入れないでください。プラグイン自身の latex ショートコードもMathJaxを読み込みますが、ドル記号だけでは読み込みを要求しません。
Use wp-latex syntax は、次の互換構文を有効にするオプションです。
$latex E=mc^2$
これは $E=mc^2$ のような通常の単一ドル記号によるインライン数式を有効にする設定ではありません。そちらはMathJaxの区切り記号の設定です。プラグインのソースには、読み込みフラグとwp-latex専用の変換処理があります。

この古いスクリーンショットは設定項目を探すための参考であり、現在の環境での互換性を示すものではありません。
3. 数式構文をテストする
下書きで次の3つの構文を試します。最初の2つは独立した数式、3つ目はインライン数式です。例を文字列として残すためのCodeブロックではなく、数式を組版する本文に貼り付けてください。
$$E=mc^2$$
\[E=mc^2\]
\(E=mc^2\)
MathJax 2と現行MathJaxの文書では、これらが標準の区切り記号です。ただしサイト側で変更できます。MathJax-LaTeX 1.3.13はMathJax 2向けの連携なので、新版の設定をそのまま貼り付けないでください。
このブログでは現在、ここで説明した旧プラグイン設定とは別のMathJax連携を使っています。その数式表示は次のとおりです。
数式がプレーンテキストとして表示される場合は、次の点を確認します。
- エディターだけでなく、保存後のページをプレビューします。バックスラッシュが残っていることと、数式がコード例に入っていないことを確認します。
- ブラウザーのNetworkパネルでMathJaxのスクリプトと失敗したリクエストを探します。構文を変える前に、未読み込みやブロックを解消します。
- 現在のレンダラーの区切り記号、読み込み設定、ページ全体を無効にするショートコードを確認します。ステージングでは一度に1項目だけ変更します。
- 変更後は該当ページのキャッシュだけを消し、新しいタブと狭い画面で確認します。元に戻せるよう、以前の設定も残しておきます。
